低価格で良質なブローバ！その魅力やおすすめモデルとは！？

「ブローバ」は、1875年から続くアメリカの老舗腕時計ブランドです。

日本でいうセイコーやシチズンのように、アメリカでは国民に馴染みのメジャーブランドとなっています。

大胆なスポーツウォッチから、上品なドレスウォッチ、男らしいミリタリーウォッチまで幅広いモデルを展開しています。

新品でも主流が2～10万円前後となっており、100年以上の歴史を誇るブランドの時計としてはかなり割安価格で提供しています。

現在のメンズラインは、「カーブ」、「アーカイブ シリーズ」、「マリンスター」、「クラシック」、「プレシジョニスト」、「ミリタリー」のコレクションで展開しています。

日差補正、音叉式ムーブメントなどを搭載した名作「アキュトロン」で時計ファンに知られています。

高視聴率で話題になったTVドラマ「半沢直樹」では、片岡愛之助さんが国税局主任検査官役の際にアキュトロンを着用されていました。

ブローバ（BULOVA）は、1875年にジョセフ・ブローバがマンハッタン南端部のメイデンレーンに開いた小さな宝石店が始まり。

1911年、後に社長となるジョン・バラードという13歳の少年従業員の提案で時計事業に取り組む。
アメリカ全土での腕時計需要の高まりを察知し、いち早くスイスのビエンヌに腕時計を生産するための工場を設立し、オートメーション化による大量生産と標準化を実現する。
天性の商才があったバラードの目は確かで、その後腕時計需要が高まると当時のアメリカ市場のおよそ50％を握るまでになった。

1919年には男性用宝飾腕時計の展開をスタートすると、その翌年にはマンハッタンのミッドタウンにある高層ビルの上にブローバ天文台を建設し、自社製品が可能な限り性格に時刻設定を行えるようにした。

1931年にはすでに世界初の電気時計を生産を開始し、後の名作「アキュトロン（1960年）」へと結実する。
アキュトロンは音叉の振動を電気信号に変換して驚異的な精度を実現することで業界に衝撃を与えた。

こうした先進的な時計製造は宇宙開発を進めていたNASAの目にも留まり、何十年にも渡ってブローバがNASAの技術協力を行っていくこととなっていく。
月面着陸に成功したとき腕時計で有名なのはオメガ社であるが、アポロ11号の船内に取り付けられた時計はブローバ製である。
また、アメリカ大統領専用機であるエアフォースワンにも採用され同社の信頼の証と言える。

近年では「アキュトロン」誕生50周年となる2010年にオリジナルモデルの復刻や、保有者が自分で歩度調整できる「ブローバ　アキュトロン　キャリブレーター」の発表するなど、革新技術を追い求める姿が見られる。

最高精度の時計開発に独創性を持って挑むブローバへ今後も目が離せない。