異彩を放つスイス時計ブランド、ピエール・クンツ！その魅力やおすすめモデルとは！？

「ピエール・クンツ」は、2002年に創業からわずか5年でウォッチランドで衝撃のデビューを果たしたスイスの時計ブランドです。

創業者ピエール・クンツは、もともとは高級時計メーカーの「フランク・ミュラー」の工房で働いていた時計師でしたが、その飛び抜けた才能を見いだされ、天才時計師フランク・ミュラーからお墨付きをもらい、独立した経緯を持ちます。
スイスの時計師の中でもより高度な技術を持つ時計師だけが取り組める複雑時計機構であるレトログラードを得意とし「レトログラードの魔術師」と呼ばれています。

反復運動を行う針によって時刻やカレンダーなどを表示する、このレトログラード機構をすべてのモデルに採り入れています。
レトログラードの代表格ブランドとして時計愛好家から人気を集めています。

デザインにおいても定評があり、どれも異彩を放つ独特的なものとなっています。
斬新な発想と、複雑機構の融合がピエール・クンツの魅力といえるでしょう。

代表するモデルは、レトログラード機構を中心とした「レトログラード・セコンド」や「コンプリケーションレトログラード」などがあげられます。
また、ジュエリーをふんだんに施した「ジュエリーコレクション」、文字盤の中心にハート型の枠が取られた「キュピドン」なども人気モデルです。

創業者のピエール クンツは、1959年スイスのベルンに生まれ、少年の頃から高度な機械式時計に強い関心を抱く人物であった。
スイス機械式時計の聖地ヴァレ ド ジュー校を卒業し、パテック・フィリップなど名門老舗メーカーでトゥールビヨンやミニッツ リピーターといったグランドコンプリケーションの製作を20年以上にわたり担う。

その後、フランク ミュラーにその才能を見出されウォッチランドで専属の技術者になり、レトログラードなどで独創的で画期的な開発を成功させ功績を残す。
同社は、ピエール クンツに自らのブランドを立ち上げることを強く勧め、ピエール クンツブランドが生まれた。

ピエール クンツは最も得意とするレトログラードにこだわり、すべての作品にこの機構を採り入れている。
レトログラードとは、反復運動を行う針によって時刻やカレンダーなどを表示する超高度な複雑機構でブランドの代名詞といえるものだ。

また、その作品はデザインにおいてもダイナミックで独特な発想が取り入れられ異彩を放っている。
全てのモデルはデザインに合わせて一からモジュールを設計されており、機構に制約されるのではなくデザインの完成を優先している。
これは、その驚異的な技術力の高さ故に成し得るものである。

ブランドのコンセプトとして掲げられている「スピリット・オブ・チャレンジ」という言葉の通り、ピエール クンツは常に新たな時計開発へのチャレンジ精神にあふれている。